海外安全対策情報 令和7年度第4四半期(1~3月)

令和8年4月17日

1 社会・治安情勢 

 (1) サンパウロ州の治安は依然として回復の兆しを見せず、サンパウロ市及び周辺の都市においては、けん銃を使用した強盗事件やひったくり事件が多発している。さらにサンパウロ市セントロ地区においては、集団による強盗致傷事件が昼夜を問わず発生している。 

 (2)また、上記犯罪事実以外にも、サンパウロ市中心部のパウリスタ大通りを中心に、様々な目的を掲げるデモが頻繁に発生しており、注意を要する。 

 

2 一般犯罪・凶悪事件の傾向 

  殺人事件や強盗事件は減少傾向にあるものの、窃盗は増加しており、いずれも依然として高水準を維持している。そのため、体感治安の改善はあまり感じられない。邦人が被害に遭う事件も引き続き多く、注意が必要な状況が続いている。 

 

3 主な邦人被害 

(1) 強盗致傷未遂事件 

 3月5日(木曜日)午後7時30分頃、サンパウロ市ルース地区において賊1名が渋滞停車中のタクシーの窓ガラスを工具様のものでたたき割り、被害者の荷物を奪おうとしたが未遂に終わり逃走した。窓ガラスが破壊された際、賊が使用した鋭利な工具が被害者の手にあたり軽傷を負った。なお、被害者はスマートフォンを保持していた。 

(2) 強盗事件 

 3月5日(木曜日)午後10時30分頃、サンパウロ市ヴィラ・オリンピア地区において、バイクに乗った賊2名が歩行中の被害者に近づきけん銃を突きつけ、スマートフォンを奪いそのまま逃走した。事件場所は少し薄暗く、人通りは少なかった。 

 (3) 強盗未遂事件 

 2月22日(日曜日)午前11時00分頃、サンパウロ市アラメダ・カンピナーナス通り所在のホテル正面入り口において、賊1名は被害者が同所到着後に車両から降車し荷物を取り出していたところ、アプリ配達員を装いバイクで接近し、けん銃様のものを示し腕時計等の所持品を要求した。しかしながら、被害者はこれに応じずその場を離脱したため被害は発生せず未遂に終わった。 

 (4) 窃盗事件 

 1月8日(木曜日)正午頃、賊1名はサンパウロ市チエテ・バスターミナルにおいてスマートフォンを保持し歩いていた被害者の後方から近づき、被害者が保持していたスマートフォンを窃取し逃走した。直後、被害者が追尾し犯人を問い詰めるも再度逃走した。その際、再度追いかけようとしたが、その場で転倒したため被害品の回復には至らなかった。なお、被害者は転倒した際、肩に軽傷を負った。 

 

4 テロ事件発生状況 

  事件の発生は認知していない。 

 

5 誘拐・脅迫事件発生状況 

  邦人被害は認知していない。