総領事の新年のご挨拶

新年のご挨拶

 

在サンパウロ日本国総領事
野口 泰


 

 皆様 あけましておめでとうございます。昨年は大変お世話になりました。本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

 2017年10月にサンパウロに着任し2回目のお正月を迎えております。2018年は私にとって初めて1年間を通してサンパウロで生活し、勤務した年になりました。

 昨年を振り返ってまず思い出されるのは、何と言っても日本人ブラジル移住110周年に関わる様々な行事が開催されたことです。その中でもハイライトは眞子内親王殿下のサンパウロ州を含めたブラジルご訪問でした。殿下は、ご訪問の先々で、ご高齢の方から若い方を含めて多くの方々とお触れ合いになり、そのお人柄がブラジルの方々を強く魅了したのではないかと思います。また、殿下にサンパウロ州内陸部までお立ち寄りいただいたことを大変ありがたく思います。内陸部の日系人の方々の熱烈な歓迎ぶりが脳裏に焼き付いております。

 2018年は、110周年記念の諸行事を通して、日系人の方々のパワーを真近で感じることができました。日本企業の協力も得て、日本人ブラジル移住110周年の盛大な記念式典を開催されたほか、国士舘大学スポーツセンターの整備等を進められていることにも敬意を表したいと思います。

 若手日系人の方々も日系社会の活動に積極的に取り組んでいます。5月の河野外務大臣や7月の眞子内親王殿下のサンパウロご訪問時には、若手日系人の方々と懇談する機会をいただきました。このような機会を通じて若手の方々が勇気付けられ、今後益々活発な活動を展開していただけるのではないかと期待しております。

 ブラジルの日系社会は、特に内陸部において高齢化が進み、若者が減っている傾向にあります。今後は、地方の日系社会が地元自治体と連携し、地方経済の活性化に取り組みつつ、若者にも魅力的な地域作りに取り組まれることを期待したいと思います。

 ジャパン・ハウス サンパウロは開館後1年半以上が経過しましたが、引き続き快進撃を続けています。昨年8月には来場者が100万人を超え、サンパウロにおける存在感・成功を内外に示すことができました。ジャパン・ハウスは本年4月より、第二フェーズに入り、様々な形で収益を得つつ、持続可能な運営を目指すことになっております。日系社会の皆様方とも引き続き連携していきたいと考えております。

 本年は天皇陛下のご退位、皇太子殿下のご即位の年です。6月には大阪でG20サミットが予定されており、ボルソナーロ新大統領が、大統領として初めて日本を訪問することが期待されています。また、来年は東京オリンピック・パラリンピックの年です。こうした時代の大きな転換点にあっても、日本とブラジルの関係が更に緊密になり強化されるよう本年も努力を惜しまないつもりです。本年も昨年同様のご協力・ご理解のほど宜しくお願い申し上げます。

 最後になりましたが、皆様方の本年のご多幸を心よりお祈り申し上げます。