海外安全対策情報: 平成30年度第3四半期(平成30年10月~12月)

1.社会・治安情勢
  サンパウロの治安は依然として回復の兆しを見せず,サンパウロ市及び周辺の都市においては,拳銃を使用した強盗事件や強盗殺人事件などの凶悪事件が昼夜を問わず多発している。また,サンパウロ市中心部のパウリスタ大通りを中心に,様々な目的を掲げるデモが頻繁に発生している。
 

2.一般犯罪・凶悪事件の傾向
(1) 殺人の発生件数は減少しているものの,邦人被害が多発している強盗や窃盗については高止まりの状態にある。特に強盗事件については,そのほとんどが拳銃を使用したものであり,逃走や抵抗したりすると命に危険がおよぶ可能性が高いため,細心の注意が必要である。

(2) 邦人被害
  ア 強盗未遂
  11月18日午後0時45分頃,被害者がリベルダージ地区グリセーリオ通りを自家用車で走行し,赤信号のため交差点で停車したところ,賊1名が助手席窓ガラスに投石し,同窓ガラスを破るべく殴りかかってきたが,窓ガラスはヒビが入る程度で破られず,信号が青に変わったため,賊は諦めて退散した。
  イ 窃盗
  (ア)10月16日午前9時頃,被害者が送迎車に乗車しパライゾ地区のホテルを出発し,トゥトイア通りを走行中タイヤがパンクしていることに気付いた。被害者は車両をすぐに停止させるのは危険と判断し,運転手に後続車両がないことや不審な者が周辺にいないことを確認させ,近くの修理店で車両を停止させ,同修理店前の路上でタイヤ交換を行わせた。タイヤの交換中も不審者が近づかないよう一方の側面から被害者が車両を監視していたが,タイヤ交換終了後乗車した際に座席においてあった鞄がなくなっていた。被害者によると,タイヤ交換中に被害者らがいた反対側の側面から犯人は車両に侵入したものと考えているが,そのことには全く気付かなかった。ただし,後から思うと修理中に褐色系の男から道を尋ねられ,一瞬気をとられることがあったので,その隙に犯行が行われたのではないかとのこと。また,事件直後にインターネットでクレジットカードが使用されていた。
  (イ)11月2日午後0時30分頃,被害者は複数人の知人と共にリベルダージ地区トーマス・ゴンザーガ通りにある日本食レストラン店内で飲食後,店を後にしようとしたところ,座席に置いてあった鞄がなくなっていることに気がついた。鞄は,被害者と椅子の背もたれに挟み込むように置かれていたが,席は外しておらず,背もたれの下部に鞄が通るほどの隙間が空いていたので,そこから盗まれたのではないかとのこと。

                                              
3.テロ・爆弾事件発生状況
  テロ事件の発生は認知していないが,現金を目的とするATMの爆破はサンパウロ州郊外を中心に多数発生している。
 

4.誘拐・脅迫事件発生状況
  邦人被害は認知していない。

 
5.日本企業の安全に関わる諸問題
  当該諸問題に関する情報には接していない。