海外安全対策情報:令和2年度第3四半期 (10月~12月)
令和3年1月5日
1 社会・治安情勢
サンパウロの治安は依然として回復の兆しを見せず、サンパウロ市及び周辺の都市においては、けん銃を使用した強盗事件や強盗殺人事件などの凶悪事件が昼夜を問わず多発している。また、新型コロナウィルス感染拡大による経済への打撃から、更なる治安の悪化が懸念される。
2 一般犯罪・凶悪事件の傾向
(1)殺人・強盗・窃盗の認知件数は減少しており、当地駐在員の数が激減していることに加え、多くの駐在員が在宅勤務を行っていることから、邦人が被害となる事件の発生も落ち着いているが、決して当地の治安が改善された訳ではなく、変わらずけん銃を使用した強盗事件は多発しており、逃走や抵抗を企てると命に危険がおよぶ可能性が高いため、細心の注意が必要である。
(2)邦人被害
ア 窃盗
(A)10月24日(土)午後5時ころ、被害者が当地目抜き通りであるパウリスタ大通りを携帯電話にイヤホンをさし、同携帯電話をリュックサックの外ポケットに入れリュックサックを背負い徒歩にて通行中、突然イヤホンから音が消えたことから振り返ると、リュックサックの外ポケットファスナーが開いており、携帯電話が無くなっていたもの。
(B)10月29日(木)午後6時ころから午後8時ころの間に、被害者がパウリスタ大通り至近のレストランにおいて、テーブル下の足下にリュックサックを置き、テラス席で同僚等と食事していたところ、同リュックサックがなくなっていたもの。
イ 強盗未遂
12月6日午後5時ころ、被害者が家族で買い物のためにリベルダージ地区(東洋人街)へ車で移動中、交差点で信号待ちのため、車を一時停止したところ、少年(中学生程度)が走り寄り、助手席側の窓ガラスを何らかで強打してきた。防弾車であり、窓ガラスは破損することなく傷がついたのみであったため、少年は諦めてその場を立ち去った(バックを狙った犯行と思われる)。
ウ 詐欺
12月11日(金)午後9時ころ、被害者が、携帯アプリのデリバリーサービス(Rappi)で食事を注文した。バイク便が到着し、問題なく商品を受取ったが、配達人よりアプリが不調のため、念のため、5レアルのデポジットを支払って欲しい旨の申し出があった。不審に思ったが5レアルと小額であったため、配達人が持参した支払機にて支払いを行った。後日、クレジットカードの利用明細を確認したところ、11日付で数千レアルの不正利用が4回確認された(総額20万円以上)。被害者によれば、支払いの操作は4回行っており、支払機の表示は5レアルとなっていたとのこと。
3 テロ・爆弾事件発生状況
テロ事件の発生は認知していないが、現金を目的とするATMの爆破はサンパウロ州郊外を中心に多数発生している。
4 誘拐・脅迫事件発生状況
邦人被害は認知していない。
5 日本企業の安全に関わる諸問題
特段の情報はない。
サンパウロの治安は依然として回復の兆しを見せず、サンパウロ市及び周辺の都市においては、けん銃を使用した強盗事件や強盗殺人事件などの凶悪事件が昼夜を問わず多発している。また、新型コロナウィルス感染拡大による経済への打撃から、更なる治安の悪化が懸念される。
2 一般犯罪・凶悪事件の傾向
(1)殺人・強盗・窃盗の認知件数は減少しており、当地駐在員の数が激減していることに加え、多くの駐在員が在宅勤務を行っていることから、邦人が被害となる事件の発生も落ち着いているが、決して当地の治安が改善された訳ではなく、変わらずけん銃を使用した強盗事件は多発しており、逃走や抵抗を企てると命に危険がおよぶ可能性が高いため、細心の注意が必要である。
(2)邦人被害
ア 窃盗
(A)10月24日(土)午後5時ころ、被害者が当地目抜き通りであるパウリスタ大通りを携帯電話にイヤホンをさし、同携帯電話をリュックサックの外ポケットに入れリュックサックを背負い徒歩にて通行中、突然イヤホンから音が消えたことから振り返ると、リュックサックの外ポケットファスナーが開いており、携帯電話が無くなっていたもの。
(B)10月29日(木)午後6時ころから午後8時ころの間に、被害者がパウリスタ大通り至近のレストランにおいて、テーブル下の足下にリュックサックを置き、テラス席で同僚等と食事していたところ、同リュックサックがなくなっていたもの。
イ 強盗未遂
12月6日午後5時ころ、被害者が家族で買い物のためにリベルダージ地区(東洋人街)へ車で移動中、交差点で信号待ちのため、車を一時停止したところ、少年(中学生程度)が走り寄り、助手席側の窓ガラスを何らかで強打してきた。防弾車であり、窓ガラスは破損することなく傷がついたのみであったため、少年は諦めてその場を立ち去った(バックを狙った犯行と思われる)。
ウ 詐欺
12月11日(金)午後9時ころ、被害者が、携帯アプリのデリバリーサービス(Rappi)で食事を注文した。バイク便が到着し、問題なく商品を受取ったが、配達人よりアプリが不調のため、念のため、5レアルのデポジットを支払って欲しい旨の申し出があった。不審に思ったが5レアルと小額であったため、配達人が持参した支払機にて支払いを行った。後日、クレジットカードの利用明細を確認したところ、11日付で数千レアルの不正利用が4回確認された(総額20万円以上)。被害者によれば、支払いの操作は4回行っており、支払機の表示は5レアルとなっていたとのこと。
3 テロ・爆弾事件発生状況
テロ事件の発生は認知していないが、現金を目的とするATMの爆破はサンパウロ州郊外を中心に多数発生している。
4 誘拐・脅迫事件発生状況
邦人被害は認知していない。
5 日本企業の安全に関わる諸問題
特段の情報はない。