総領事館広報活動:平成29年度外務大臣表彰受賞者について

平成29年7月5日
主催者:外務省
発表日:6月29日(木)
事業要約:平成29年度外務大臣受賞者(在サンパウロ日本国総領事館管轄内受賞者)は以下のとおり決定しました。
 
 
氏名 肩書き 住所
石川 レナト サンタクルス日伯慈善協会理事長 サンパウロ州バルエリ市
(主な功績)

石川氏は,サンタクルス日伯慈善協会理事,理事長を歴任。日系人の努力により作られたサンタクルス病院に日本式のサービスを導入して在留邦人,当地日系人の福祉に貢献している。特に,2016年のリオ五輪期間中,リオに日本語で対応可能な医療機関がないため医師・看護師をリオへ派遣し,日本語での医療サービス提供に協力した。また,日伯医療セミナー等を開催するなど,医療分野での日伯交流に尽力。2015年には秋篠宮同妃両殿下が同病院を御訪問されている。
 
 
氏名 肩書き 住所
石井 千秋 石井道場塾主宰者 サンパウロ州サンパウロ市      
(主な功績)

石井氏は,栃木県出身の柔道家。1970年にブラジルに帰化し,同国柔道代表選手として72年のミュンヘン五輪に出場し,同国柔道界初となる五輪メダル(銅メダル)を獲得した。右快挙はブラジルにおいて柔道ブームを巻き起こし,日本発祥の五輪競技である柔道の同国における知名度を高め,普及に大きく貢献した。現在は指導者として石井道場塾を経営し,後進の育成に努めている。同氏の記した「ブラジル柔道のパイオニア」は,出版と同時にポルトガル語版が出版され,ブラジル柔道史研究者必携の書となった。
 
 
氏名 肩書き 住所
鈴木 章子 陶芸家 サンパウロ州コチア市
(主な功績)

鈴木氏は,東京出身の陶芸家。著名な陶芸家・唐杉涛光氏に師事し,活動の場を海外に求めて昭和37年に画家である夫と共に渡伯。陶土と釉薬をブラジルに求め,ブラジル初となる登り窯を築く。爾来日本で会得した技術を基に,ブラジルの風土に影響を受けた作品群を発表し続けており,陶器を芸術品と認識していなかったブラジルにおいて,その作品群は日本の伝統文化である陶芸の芸術性の高さを知らしめることに大きく貢献した。また,同氏の薫陶を受けた生徒は多様な芸術界で活躍している。
 
  
氏名 住所
ブラジル日本都道府県人会連合会  サンパウロ州コチア市
(主な功績)

同団体は,設立当初よりブラジルに移住した日本人の権益を擁護する団体として,移住者の消息調査,移住者家族子弟研修生の送出,家族会南米慰問団の引き受けなどを行ってきた。昨年,設立50周年を迎えた現在では,開拓先没者慰霊碑及びサントス日本移民上陸記念碑の維持管理を行っている他,日本祭りや移民のふるさと巡りを開催し,日系人の心の絆を深める活動を行っている。なお,今年で20回目を迎える日本祭りは,昨年は非日系人を含め18万人を集客し,ブラジルに日本文化を広めると共に日本の地方の魅力を発信する役割を担っている。
 
 
外務省ホームページのプレスリリースについてはこちらをご参照ください。
日本語:https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_004779.html
英語:https://www.mofa.go.jp/press/release/press4e_001645.html