海外安全対策情報 令和8年度第1四半期(4~6月)
1 社会・治安情勢
(1) サンパウロ州の治安は依然として回復の兆しを見せず、サンパウロ市及び周辺の都市においては、けん銃を使用した強盗事件やひったくり事件が多発している。さらにサンパウロ市セントロ地区においては、集団による強盗致傷事件が昼夜を問わず発生している。
(2) また、上記犯罪事実以外にも、サンパウロ市中心部のパウリスタ大通りを中心に、様々な目的を掲げるデモが頻繁に発生しており、注意を要する。
2 一般犯罪・凶悪事件の傾向
殺人事件や強盗事件は減少傾向にあるものの、窃盗は増加しており、いずれも依然として高水準を維持している。そのため、体感治安の改善はあまり感じられない。邦人が被害に遭う事件も引き続き多く、注意が必要な状況が続いている。
3 主な邦人被害
(1)強盗事件
5月13日(水曜日)午後3時頃、サンパウロ市ヴィラ・マダレナ地区の路上においてバイクに乗った賊2人組は、2名で歩いていた被害者に近づきそれぞれスマートフォン等を強奪したもの。なお、賊の1名はけん銃を所持しており銃で脅してスマートフォンの解除を求めた上で強奪した。人的被害はなかった。
(2)窃盗事件
ア 4月23日(木曜日)午前11時30分頃、サンパウロ市ピニェイロス地区の路上において、自転車乗車の賊1名が被害者の背後から近づき手に保持していた携帯電話を窃取し逃走したもの。被害者に人的被害はなかった。なお、被害者は配車アプリで車を手配した後、位置確認のために携帯電話を保持していた。
イ 5月26日(火曜日)午前8時10分頃、被害者が地下鉄パウリスタ・ペルナンブカーナス駅構内で列車に乗り込もうとした際に何者かに背後から強く押され、ズボンの左前ポケットに入れていたスマートフォンを抜き取られた。なお、被害時は通勤時間帯で地下鉄ホームも列車内も乗客で混雑していたもの。人的被害はなかった。
4 テロ事件発生状況
事件の発生は認知していない。
5 誘拐・脅迫事件発生状況
邦人被害は認知していない。