サンパウロ市政府の緊急事態宣言(2020年3月17日)

令和2年3月17日
 3月17日(火),サンパウロ市政府は緊急事態宣言を発出し,新型コロナウイルスに対する新たな措置を発表したところ,概要(一部抜粋)を以下の通り,お知らせいたします。なお,本件措置については,明18日より実施されます。
 
【保健分野】
・集中治療室への490台の病床を追加する。
・23日より高齢者に対するインフルエンザのワクチン投与を開始する。
・医療専門家は60日間,休暇取得できない。
 
【教育分野】
・23日以降,学校を休校とする。
 
【行政分野】
・新たなイベントに対する許可証の発給を中止する。
・既に発行されているイベントの許可証を無効とする。
・60歳以上の公務員,妊婦,ウイルス感染の疑いのある者は自宅勤務とする。
 
【交通分野】
・市内の車両交通規制は中止とする。
・高齢者は混雑する時間帯のバス利用を控える。
・バスは終点に到着するたびに,消毒液で清掃される。
・観光循環バスの運行を休止する。
・高齢者向けビリェッチ・ウニコ(プリペイド乗車券)の発給はメール(atendimento.idoso@sptrans.com.br)にて行う。
 
【文化分野】
・すべての文化施設を閉鎖とする。
 
【スポーツ分野】
・市内スポーツ施設(Centros Esportivos)を閉鎖とする。
・地域クラブ(Clubes da Comunidade)はその限りではないが,イベントを開催しないことを推奨する。