令和3年度春の叙勲受章者について
令和3年4月29日
主催者:外務省
発表日:4月29日(木)
事業要約:令和3年春の邦人叙勲及び外国人叙勲が決定しました。当館推薦者から以下の方々が、叙勲の栄誉に浴されました。皆様の長年に亘る日伯の友好協力関係の拡大に対する大きな貢献に対し、改めて深く感謝し、栄えあるご受賞を心からお祝い申し上げます。
功績概要:
〈邦人叙勲〉
林 慶太(宗慶)様 (旭日双光章)
元 裏千家ブラジルセンター代表
ブラジル国内各地に点在する門下生に茶道の稽古をつけ、質の高い茶道の指導を行ったほか、サンパウロ大学に茶道講座を開講し、ブラジルにおいて日本文化の普及を担う次世代の学生らに、茶の湯の世界に留まらない日本文化の教育を施すことに尽力した。またブラジルの一流の美術館や文化機関との協力により、多種多様な催し物で茶の湯を紹介し、幅広い層に対して茶道を紹介、対日理解促進に貢献した。
〈外国人叙勲〉
ジョアン・カルロス・サアジ 様 (旭日中綬章)
現 ラジオ・エ・テレビザン・バンデイランテス(株)社長
元 ブラジル放送局協会(ABRA)会長
ブラジルの大手メディアであるラジオ・エ・テレビザン・バンデイランテス(通称バンジ)の社長として、グループ傘下のTVバンデイランテスとNHKとの提携を実現させたほか、日伯両国にとり重要な節目に数多くの日本関連報道を続けるなど、ブラジル国民の対日理解の促進に大きな貢献を果たした。ブラジル放送局協会(ABRA)会長としても、ブラジルの地上デジタルテレビ放送の実用化に際し、同国政府の日本方式採用を支持。講演会等を通じて、同国の発展における日系人の多大なる貢献や戦略的パートナーとしての我が国の重要性を繰り返し発信するなど、長年にわたり、両国の文化交流及び相互理解の促進に寄与した。
レナト・ケンジ・ナカヤ 様 (旭日双光章)
元 サクラ中矢食品社長
現 サンパウロ州菓子・保存食産業組合会長
父親である中矢末吉氏からサクラ中矢食品を引き継ぎ、経営改革に取り組むことにより、同社をブラジル国内の醤油市場で85%、味噌市場で95%のシェアを占める会社に成長させた。同時に、ブラジル各地で醤油や味噌の販売キャンペーンを実施し、これまで非日系のブラジル人に馴染みのなかった醤油や味噌の普及に貢献した。また、10年以上にわたりサンパウロ州菓子・保存食産業組合会長の幹部を務めており、日本食の食品規格を定めること等を通じ、ブラジルにおける日本食の質の向上及び普及に貢献してきた。
さらに、15年以上にわたりサンタクルス日伯慈善協会の役員をつとめ、サンタクルス病院の経営状況の改善にも尽力した。
東 ルイス 様 (旭日双光章)
元 汎スザノ文化体育農事協会会長
元 スザノ市議会議員
東氏は、汎スザノ文化体育農事協会の会長として、同協会内に、日本語授業や日本の文化、価値観を取り入れた教育を行う学校「スザノ日伯学園」を創立することを提案し、長年に亘る尽力の末に同学園の開校を実現させた。このようにスザノ地域に於ける日本文化・日本語の普及、日系社会の発展、日伯の友好関係促進に大きく貢献した。また、スザノ市議会議員を務めた際には、道路の舗装工事を働きかけ交通の便を改善した他、サンパウロ州で進められていた日本の地域警察システム導入プロジェクトの同市での取り入れに尽力し、多くの日系人が居住する地域の治安を改善する等、日系社会の福祉向上にも貢献した。
発表日:4月29日(木)
事業要約:令和3年春の邦人叙勲及び外国人叙勲が決定しました。当館推薦者から以下の方々が、叙勲の栄誉に浴されました。皆様の長年に亘る日伯の友好協力関係の拡大に対する大きな貢献に対し、改めて深く感謝し、栄えあるご受賞を心からお祝い申し上げます。
功績概要:
〈邦人叙勲〉
林 慶太(宗慶)様 (旭日双光章)
元 裏千家ブラジルセンター代表
ブラジル国内各地に点在する門下生に茶道の稽古をつけ、質の高い茶道の指導を行ったほか、サンパウロ大学に茶道講座を開講し、ブラジルにおいて日本文化の普及を担う次世代の学生らに、茶の湯の世界に留まらない日本文化の教育を施すことに尽力した。またブラジルの一流の美術館や文化機関との協力により、多種多様な催し物で茶の湯を紹介し、幅広い層に対して茶道を紹介、対日理解促進に貢献した。
〈外国人叙勲〉
ジョアン・カルロス・サアジ 様 (旭日中綬章)
現 ラジオ・エ・テレビザン・バンデイランテス(株)社長
元 ブラジル放送局協会(ABRA)会長
ブラジルの大手メディアであるラジオ・エ・テレビザン・バンデイランテス(通称バンジ)の社長として、グループ傘下のTVバンデイランテスとNHKとの提携を実現させたほか、日伯両国にとり重要な節目に数多くの日本関連報道を続けるなど、ブラジル国民の対日理解の促進に大きな貢献を果たした。ブラジル放送局協会(ABRA)会長としても、ブラジルの地上デジタルテレビ放送の実用化に際し、同国政府の日本方式採用を支持。講演会等を通じて、同国の発展における日系人の多大なる貢献や戦略的パートナーとしての我が国の重要性を繰り返し発信するなど、長年にわたり、両国の文化交流及び相互理解の促進に寄与した。
レナト・ケンジ・ナカヤ 様 (旭日双光章)
元 サクラ中矢食品社長
現 サンパウロ州菓子・保存食産業組合会長
父親である中矢末吉氏からサクラ中矢食品を引き継ぎ、経営改革に取り組むことにより、同社をブラジル国内の醤油市場で85%、味噌市場で95%のシェアを占める会社に成長させた。同時に、ブラジル各地で醤油や味噌の販売キャンペーンを実施し、これまで非日系のブラジル人に馴染みのなかった醤油や味噌の普及に貢献した。また、10年以上にわたりサンパウロ州菓子・保存食産業組合会長の幹部を務めており、日本食の食品規格を定めること等を通じ、ブラジルにおける日本食の質の向上及び普及に貢献してきた。
さらに、15年以上にわたりサンタクルス日伯慈善協会の役員をつとめ、サンタクルス病院の経営状況の改善にも尽力した。
東 ルイス 様 (旭日双光章)
元 汎スザノ文化体育農事協会会長
元 スザノ市議会議員
東氏は、汎スザノ文化体育農事協会の会長として、同協会内に、日本語授業や日本の文化、価値観を取り入れた教育を行う学校「スザノ日伯学園」を創立することを提案し、長年に亘る尽力の末に同学園の開校を実現させた。このようにスザノ地域に於ける日本文化・日本語の普及、日系社会の発展、日伯の友好関係促進に大きく貢献した。また、スザノ市議会議員を務めた際には、道路の舗装工事を働きかけ交通の便を改善した他、サンパウロ州で進められていた日本の地域警察システム導入プロジェクトの同市での取り入れに尽力し、多くの日系人が居住する地域の治安を改善する等、日系社会の福祉向上にも貢献した。