令和2年春・秋 外国人叙勲(在ブラジル日本国大使館推薦)伝達式の実施
令和3年11月11日

1 概要
10月27日(火)、令和2年の外国人叙勲の栄誉に浴されましたワルテル・イイホシ様(令和2年春)、ケイコ・オオタ様(令和2年春)、ジュンジ・アベ様(令和2年秋)(3名とも旭日中綬章、在ブラジル日本国大使館推薦)に対し、在サンパウロ日本国総領事公邸にて、山田彰駐ブラジル日本国特命全権大使出席のもと、表彰状伝達式を行いました(これまでのご貢献については下記2のとおり)。叙勲受章長年にわたる日伯友好関係への大きな貢献に改めて深く感謝し、栄えあるご受賞を心からお祝い申し上げます。
2 叙勲受章者の皆様のこれまでの功績
(1)ワルテル・シンジ・イイホシ様
平成19年から、3期(12年)に亘り連邦下院議員を務められ、ブラジルを代表する日系人政治家として日伯関係の強化・促進に従事されました。特に平成20年の日本ブラジル交流年・日本人ブラジル移住100周年においては、当地要人として訪日し、ブラジル日系社会を代表して記念式典に参列。伯日議員連盟会長として連邦議会での記念式典開催に尽力していただいたほか、記念モニュメントの設置や記念硬貨の発行にも大きく貢献されました。また、サンパウロ及びブラジリアの日系社会との関係構築に注力し、各種行事に積極的に関与。在浜松ブラジル総領事館開設や日系4世による長期滞在ビザ取得にも寄与され、在日ブラジル人への支援に大きく貢献されました。
(2)イオランダ・ケイコ・ミアシロ・オオタ様
平成23年、日系女性として初めて伯連邦下院議員となられ、2期(8年)に亘りブラジルを代表する日系人政治家として日伯関係の強化・促進に従事されました。特に日本人ブラジル移住110周年記念事業においては、伯日議員連盟会長として、連邦下院での記念式典開催に尽力。また、連邦下院レストランにおける国際和食ウィークの開催を発案し、日本文化広報事業として和食を通じたソフトパワー外交に貢献されました。平和構築・教育分野においては、下院における広島・長崎写真展や原爆関係セミナー開催に尽力した他、日本の教育システムを踏まえた教育改正法案等の提出を通じ、教育分野における日伯関係強化にも大きく貢献されました。
(3)ジュンジ・アベ様
平成13年から2期(8年)に亘りサンパウロ州モジ・ダス・クルーゼス市長を務め、平成23年から平成27年、平成30年から平成31年まで計5年間連邦下院議員を務め、伯を代表する日系人政治家として日伯関係の強化・促進に貢献されました。特に、平成26年8月の安倍総理(当時)の訪伯の際は、日系人関連行事の調整役を行い、同訪問を通じ、日系社会の存在が日伯関係において不可欠であることが再認識されることとなりました。
また、平成20年の日本人ブラジル移住100周年の際、モジ・ダス・クルーゼス市長として様々なイベントを企画し、周年事業を盛り上げ、特に、友好な二国間関係の象徴である「モジ百周年公園」の建設に尽力し、日伯友好親善の促進に多大なる貢献を果たされました。