海外安全対策情報 令和7年度第2四半期(7~9月)

令和7年10月3日

1 社会・治安情勢 

(1)  サンパウロ州の治安は依然として回復の兆しを見せず、サンパウロ市及び周辺の都市においては、けん銃を使用した強盗事件やひったくり事件が多発している。さらにサンパウロ市セントロ地区においては、集団による強盗致傷事件が昼夜を問わず発生している。 

(2) また、上記犯罪事実以外にも、サンパウロ市中心部のパウリスタ大通りを中心に、様々な目的を掲げるデモが頻繁に発生しており、注意を要する。 

 

2 一般犯罪・凶悪事件の傾向 

  殺人事件や強盗事件は減少傾向にあるものの、窃盗は増加しており、いずれも依然として高水準を維持している。そのため、体感治安の改善はあまり感じられない。邦人が被害に遭う事件も引き続き多く、注意が必要な状況が続いている。 

 

3 主な邦人被害 

(1) 強盗未遂事件(乗車中) 

   ア 7月9日(水曜日)午後4時10分頃、賊2名はサンパウロ市エスタード通りの路上で被害者の運転する車両(家族同乗)が信号待ちで停車した際に後方から近づき、助手席窓ガラスを割り、ナビとしてダッシュボードに設置していたスマートフォンを窃取しようとしたが、被害者が取り返し未遂に終わった。被害者は、飛散した窓ガラスで軽傷を負った。 

   イ 8月7日(木曜日)午後10時頃、賊はサンパウロ市リベルダージ地区の路上において、信号待ちで停車中の被害者乗車車両に後方から接近し、鋭利な物を用いて助手席側の窓ガラスを破壊しようと試みるも車両は防弾仕様であったため、破壊には至らずその場から逃走したもの。窓ガラスの損傷のみで人的被害はなかった。
 

(2) 窃盗事件(ひったくり) 

   ア 7月2日(水曜日)午後2時30分頃、バイク乗車の賊はサンパウロ市セルケイザ・セーザル地区の路上で横断歩道を渡ろうとして車の通過を待っていた被害者から、右折時に被害者が手にしていたスマートフォンを奪いそのまま逃走したもの。被害者に人的被害はなかった。 

   イ 8月13日(水曜日)午後11時30分頃、バイク乗車の賊二名(二人乗り)はサンパウロ市アグア・フランカ地区の路上において、コンサート会場を出た被害者が配車アプリで車両到着情報を確認しようとスマートフォンを手にした際、後方から接近して当該スマートフォンをひったくりそのまま逃走したもの。被害者に人的被害はなかった。 

 

4 テロ事件発生状況 

  事件の発生は認知していない。 

 

5 誘拐・脅迫事件発生状況 

  邦人被害は認知していない。