海外安全対策情報 令和7年度第3四半期(10~12月)

令和8年1月10日

1 社会・治安情勢 

(1) サンパウロ州の治安は依然として回復の兆しを見せず、サンパウロ市及び周辺の都市においては、けん銃を使用した強盗事件やひったくり事件が多発している。さらにサンパウロ市セントロ地区においては、集団による強盗致傷事件が昼夜を問わず発生している。 

(2) また、上記犯罪事実以外にも、サンパウロ市中心部のパウリスタ大通りを中心に、様々な目的を掲げるデモが頻繁に発生しており、注意を要する。 

 

2 一般犯罪・凶悪事件の傾向 

  殺人事件や強盗事件は減少傾向にあるものの、窃盗は増加しており、いずれも依然として高水準を維持している。そのため、体感治安の改善はあまり感じられない。邦人が被害に遭う事件も引き続き多く、注意が必要な状況が続いている。 

 

3 主な邦人被害 

(1) 強盗致傷事件 

10月10日(金曜日)午後11時50分頃、賊2名のうち1名はサンパウロ市イジエノポリス地区コンソラソン通りを徒歩で地下鉄イジエノポリスマッケンジー駅へ向かっていた被害者の背後から近づいて首を絞め、さらに被害者がふりほどこうともがいていたところもう1名の賊が現れ鉄製の棒で複数回にわたり頭と顔を殴打し、被害者の力が抜けたところでポケットからスマートフォンを奪い、被害者を地面に押し投げて逃走したもの。賊2名はフード付きのトレーナーを着用した10代後半から30代の男性で事件場所は、地下鉄駅20~30メートルの距離で事件当時人通りはなく車も走っていなかった。被害者は、全身に数カ所の擦り傷・打撲痕を負った。 

(2) 強盗未遂事件(乗車中)     

12月16日(火曜日)午後10時00分頃、賊はサンパウロ市パライゾ地区の路上において信号待ちで停車中の被害者乗車車両に接近し、鋭利なドライバー様の工具を用いて後部座席の窓ガラスを破壊しようと2度攻撃を試みるも車両は防弾仕様であったため、破壊には至らずその場から逃走したもの。窓ガラスの損傷のみで人的被害はなかった。 

 

4 テロ事件発生状況 

  事件の発生は認知していない。 

 

5 誘拐・脅迫事件発生状況 

  邦人被害は認知していない。