平野植民地入植110周年記念式典の開催

令和7年8月3日

   8月3日、カフェランジア市(サンパウロ市から北西に約410km)において、平野植民地入植110周年記念式典が開催され、現地日系団体をはじめ、同市長や市議会議員、ブラジル日本文化福祉協会(文協)幹部など約200名の方々が参列しました。

   清水総領事はその挨拶で、平野運平(ひらのうんぺい)氏をはじめとする初期移民の先駆者のご苦労や、多くの人たちがマラリアや疫病で命を落とされたことに思いを致しつつ、これらの方々のご冥福を改めてお祈りし、感謝と敬慕の気持ちを述べました。

   平野植民地(コロニア・ヒラノ)は、1915年8月3日に平野運平氏をはじめ7名、追って約80家族で入植が始まりましたが、その後数年間でその五分の一の方々(その中には多くのお子さんや妊婦の方々がおられました)が亡くなられました。式典の後、シゲマツ現地日系人協会会長や市長とともに、清水総領事は町外れにある開拓犠牲者之碑や平野運平氏の墓地にお参りしお線香をお供えしました。