令和元年春の叙勲伝達・祝賀式

令和元年8月13日



主催者: 当館

事業日: 7月25日(木)

事業場所: 総領事公邸

事業要約
 7月25日、令和元年春の邦人叙勲の栄誉に浴されました堀井文夫氏、安武誠氏及び岡野脩平氏、並びに外国人叙勲の栄誉に浴されました和田忠義氏、与儀上原昭雄氏、安永信一氏及び木下ジョージ氏に対する叙勲伝達・祝賀式を在サンパウロ日本国総領事公邸にて開催致しました。皆様の長年にわたる日伯の友好協力関係の拡大に対する大きな貢献に対し、改めて深く感謝し、栄えあるご受章を心からお祝い申し上げます。

功績概要

<邦人叙勲>

堀井 文夫 様(旭日双光章)
 元 モジ・ダス・クルーゼス文化協会副理事長、サンパウロ日伯援護協会理事
 モジ秋祭り開催実行委員会名誉会長
 モジ・ダス・クルーゼス文化協会の副理事長として、モジにおける日伯スポーツ交流の促進に努めたほか、モジ秋祭りの開催に際しても中心的な存在として活躍、日本文化普及のために尽力した。また、サンパウロ日伯援護協会が運営する福祉施設の品質向上や財政の安定化に貢献した。鉱物資源事業等で成功したことにより、日系人の商業分野への進出の先駆けとして日系人の地位向上に務めるとともに、財政支援などの点において日系社会活動の活性化に寄与した。
 
安武 誠 様(旭日双光章)
 元 アルジャ文化協会会長、汎ヅットラ花卉生産者協会会長
 現サンパウロ日伯援護協会常任理事兼あけぼのホーム経営委員長
 アルジャ市にて野菜・花卉栽培に取り組むかたわら、アルジャ文協会長や汎ヅットラ花卉生産者協会会長を歴任。同地における日伯文化交流の促進や移住100周年事業の実施、花卉栽培等農業を通じて、日本文化の継承および普及に尽力した。また、援協施設の経営安定化に努めるとともに、入居者の環境整備に尽力した。
 
岡野 脩平 様(旭日単光章)
 元 ブラジル講道館柔道有段者会会長 元 ブラジル柔道連盟監督
 ブラジル柔道における段位制度の統一を図り、選手の育成強化に長年尽力。日ブラジル修好100周年の際には、全日本チームを招待した国際親善柔道大会を開催、両国の友好親善に寄与した。また、日本政府の草の根文化無償資金協力を得て、サンパウロ市内に通称「南米講道館道場」の建設を実現。ミュンヘン五輪では、ブラジル代表監督として、ブラジル柔道界初となる個人銅メダル(石井千秋氏)の獲得に尽力。その他、柔道関連書籍の出版やブラジル公教育への柔道教育の導入推進など、ブラジルにおける柔道の普及促進に貢献してきた。

 
<外国人叙勲>

和田 忠義 様(旭日小綬章)
 現 アルモニア学園理事長(アルモニア教育文化協会会長)
 長きにわたりアルモニア学園の責任者を務め、ブラジルにおける日本語及び日本文化の普及に尽力した。また、サッカー等のスポーツを通じて、日伯の青少年の交流促進に寄与した。生徒及びその家族に親日家を増やし、将来的に日伯の架け橋となる有望な人材の育成に貢献した。
 
与儀 上原 昭雄 様(旭日小綬章)
 元 ブラジル沖縄県人会会長、ブラジル都道府県人会連合会会長
 現サンパウロ日伯援護協会会長、ブラジル日本都道府県人会連合会特別顧問
 サンパウロ日伯援護協会の会長として、日系人および当地進出日系企業の駐在員や帯同家族に対し質の高い医療を提供するとともに、その医療体制のさらなる拡充に尽力した。また、ブラジル日本都道府県人会連合会や沖縄県人会において初の二世会長という立場から、日系社会の世代間の連携を強化するとともに、日伯間の交流促進に大きく貢献した。
 
安永 信一 様(旭日双光章)
 元 ビリグイ市長補佐、ビリグイ日伯文化体育協会会長
 現 ノロエステ連合日伯文化協会会長
 ノロエステ連合日伯文化協会会長として、生まれ育ったノロエステの地において各地をまわりながら、加盟団体間の意見交換の活性化を図り連帯の強化に努めてきた。また、移住100周年を記念した移住史書の発行や、移住110周年行事において地方の調整役を担うなど、同地における日系社会の融和と発展に尽力した。さらに、ビリグイ市長補佐としても、市長の訪日を支援し日伯友好親善に貢献するとともに、日本語学校の建設を行うなど、地方連携や日本語普及に大きな貢献を果たした。
 
木下ジョージ様(旭日単光章)
 元 サウーデ文化体育協会会長 
 現 サウーデ文化体育協会名誉会長、ブラジル・ラジオ体操連盟会長
 ブラジル・ラジオ体操連盟会長として、ラジオ体操を通じて日系社会だけでなく、非日系ブラジル人も含めた融和に貢献するとともに、広くサンパウロ州内の市民の健康促進に尽力した。さらに、日系人が多く居住するサウーデ地区の文協会長として、地域日系社会の福祉の増進や日本文化の普及に努めた。