令和6年度外務大臣表彰受賞者について
令和6年8月8日
令和6年度外務大臣表彰受賞者(在サンパウロ日本国総領事館推薦)は以下のとおり決定しました。
氏名 | 肩書き | 住所 |
市川 利雄 | 前ブラジル日本都道府県人会連合会会長 | サンパウロ州 サンパウロ市 |
(主な功績) ブラジル富山県人会会長、ブラジル日本都道府県人会連合会(県連)会長、フェスティバル・ド・ジャポン(県連日本祭り)実行委員長を歴任し、日伯間の文化交流を促進した。県連会長として、2022年には新型コロナウイルス感染拡大で中断していた県連日本祭りを再開させ、3日間の開催期間に約18万人を集客する等、同イベントを成功に導いた。また、ブラジル国内のみならず中南米各国の日系団体に対し、日本祭りに関する知識やノウハウを共有し、日系社会の活性化に尽力した。 |
氏名 | 肩書き | 住所 |
生駒 憲二郎 | 陶芸家 | サンパウロ州イタペセリカ・ダ・セーハ市 |
(主な功績) 日本最後の移民船でブラジルに移住した後、土本真澄氏の下で芸術を学び陶芸の道に進むことを決意。材料や設備、模範とする陶芸家もいない環境で独学にて制作を続け、1982年にブラジルで初となる穴窯を自らの手で建設。ブラジル現代陶芸(CCBRas)設立を提案し、陶芸家たちの交流の場を立ち上げた。日本ブラジル文化福祉協会美術委員会に約20年に亘って携わり、同委員長も務めた。現在はアトリエ兼教室にて作品の制作と平行しワークショップも行い、日本文化の普及に貢献している。 |
氏名 | 肩書き | 住所 |
岡本 ルイズ正雄 | 元社会福祉法人こどものその理事長 | サンパウロ州 サンパウロ市 |
(主な功績) 知的障害者施設である社会福祉法人「こどものその」理事長として、同施設運営を通じ、日系社会の福祉向上に貢献した。同施設運営における収入は寄付に頼っており、社会経済状況等の影響で厳しい運営が続いていたところ、日系社会の障害者福祉への理解を広め、寄付収入増を実現した。資産管理においても力を発揮、財政状況を立て直し、さらに施設改修工事を実施し入居者の生活環境を改善した。2008年9月には、同施設の創立50周年記念式典を実施し成功に導いた。 |
氏名 | 肩書き | 住所 |
園田 昭憲 | 元ブラジル日本都道府県人会連合会会長 | サンパウロ州 サンパウロ市 |
(主な功績) ブラジル鹿児島県人会会長、ブラジル日本都道府県人会連合会(県連)会長、サンパウロ日伯援護協会副会長等様々な日系団体で重職を務め、日伯間の文化交流に貢献した。2011年から2014年の県連会長時には、経営者としての手腕を活かしながら、フェスティバル・ド・ジャポン(県連日本祭り)の更なる拡充を図った。また2013年には、ブラジル日本戦後移住60周年祭実行委員会との共催により、ブラジル日本戦後移住60周年記念祭を成功に導いた。 |
氏名 | 肩書き | 住所 |
フランク・ヒロシ・ツダ | モジ・ダス・クルーゼス日伯文化協会会長 | サンパウロ州モジ・ダス・クルーゼス市 |
(主な功績) 同人は、2009年にモジ・ダス・クルーゼス日伯文化協会副会長、2017年から会長に就任。日伯間の友好親善と文化交流の促進、文化・スポーツ・農業・慈善事業・福祉・観光活動等、モジ・ダス・クルーゼス地域の日系人の発展のため長年に亘って尽力してきた。また同協会の活動の中で、毎年開催する秋祭りは地域最大規模の農業祭であり、同人はその秋祭りの実行委員会委員長も務め、12万人を超える集客を実現し、日本文化の普及と、両国の友好親善と相互理解の促進に寄与した。 |
氏名 | 肩書き | 住所 |
林 勝徳 ワルテル | サン・ジョゼ・ドス・カンポス市市議会議員 | サンパウロ州サン・ジョゼ・ドス・カンポス市 |
(主な功績) 同人は、1997年にサン・ジョゼ・ドス・カンポス市市議会議員に当選し、7期連続して努める傍ら、同市の日系3団体(同市日伯文化協会、オリオン・レクリエーションクラブ、同市文協)に所属し、両国の友好親善と日本文化の普及に尽力してきた。日本人ブラジル移住100周年・110周年、日ブラジル外交関係樹立120周年、同市の日本人移住100周年記念行事を企画し、また文化・スポーツイベントの開催など、日本文化の普及と両国の友好親善と相互理解の促進に貢献。 |
氏名 | 肩書き | 住所 |
南 洋行 | サンベルナルド・ド・カンポ市市議会議員 | サンパウロ州サンベルナルド・ド・カンポ市 |
(主な功績) 同人は、サンベルナルド・ド・カンポ市市議会議員を7期務め(1997年から現在)、日系議員として長年日系社会の地位向上に尽力してきた。同人の発意により市議会が1998年5月、日本移民とその子孫を称える条例を制定したことは主たる功績の一つである。また議員任期途中で市政府要職(情報技術企画長官等)も務め、JICAとの連携プロジェクト実現に貢献するなど、同市と日本政府との橋渡し的役割を担ってきた。1994年に同市日伯連合会を設立、初代会長を務めるなど、日本文化・伝統の維持・発展にも貢献。 |
団体名称 | 住所 |
財団法人赤間学院ピオネイロ校 | サンパウロ州サンパウロ市 |
(主な功績) 日系子女教育の先駆者である赤間みちへ氏が1933年にサンパウロにおいて創立した裁縫教授所「サンパウロ裁縫女学院」を前身とする。1935年に日本語小学部等を増設し、以降日本移民の女子教育と日本語教育に尽力し続け、1971年に日系初となるブラジル政府教育省公認のピオネイロ校となった。同校は幼稚部から高校まで半日及び全日制で行い、特に文化・教養・運動に力を入れた一貫教育を理念とし、生け花、そろばん、柔道などの日本文化の選択制授業も積極的に行っている。現地における日本語教育と日本文化の普及に大きく貢献している。 |
氏名 | 肩書き | 住所 |
ニルソン・タモツ・アゲナ | カンポ・グランデ日伯文化体育協会会長 | マット・グロッソ・ド・スール州カンポ・グランデ市 |
(主な功績) 同人は、2012年にカンポ・グランデ日伯文化体育協会副会長、2019年に会長に就任した。カンポ・グランデ地域における日本文化の普及や日本祭りの実施等を通じて日伯交流の促進に大きく貢献。2015年の秋篠宮同妃両殿下ご訪問の際には副会長として歓迎式典を主導、会長に就任してからは日本文化の普及イベント開催に尽力し、現在まで3回に亘って開催された日本祭りを企画・運営し、約25,000人を集客し成功させ、地域への経済活性化と共に日本文化の普及と両国の友好親善と相互理解の促進に貢献した。 |